アンティーク家具(古家具)修理、再生

 

 今回のご依頼は日本製の古家具の修理、再生作業です。

 小ぶり(横幅85センチ)の収納棚、こちらの収納棚は製造年代が慶応(1860年代)物

 約150年前の相当古いアンティーク家具になります。

 木製の椅子は蔵の中に残ってあった、たぶん昭和初期の物だそうです。

 これらの家具を修理、再塗装、椅子の座面製作を行います。

 

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 収納棚は表面の塗装が劣化しており、扉、引き出し部分がスムーズに開閉しません

 当然ヒビ割れやキズ、ガタツキなどの症状があります。

 木製の椅子は、座面部分がなく木枠の塗装も劣化、ガタツキなどの症状があります。

 

 これらの症状を「劣化」とするか「風合い」ととらえるかは人それぞれです。

 その状態で空間のオブジェ的に使用されるのもいいと思いますが 

 オーナー様は、思い出のある家具なので、きれいにしてまた使用したいとのご要望でしたので

 (オーナー様はおばあちゃまで、おばあちゃまのおじい様からこの家具をいただいたそうです)

 今回は、こちらの家具の風合いを生かしつつ、日常使いに支障のないように

 オーナー様のご希望におこたえできるよう修理、再生いたします。

 

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 まず、最初に表面の剥離、研磨作業。

 椅子は分解せず、収納棚は、扉、引き出し等取り除き作業します。

 表面の塗装を剥がすと木、本来の木目が現れてきます。

 

002.4.jpg こちらは、剥離作業に欠かせない工具

 電動サンダ(ちなみにマキタ製です)

 この工具で表面の塗装をおおまかに削ります。

 細かい部分や仕上げ作業は、空研ペーパーを

 使用し、手作業にて作業を致します。

 工具5割、空研ペーパー5割くらいの作業です

 結構手作業が多いので、時間と忍耐力が必要

 ですが、この作業を丁寧に行わないと、塗料の

 着色が悪くなったり、ムラなどが生じる恐れがあるので気合をいれて作業をします。

 

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 剥離、研磨作業後、ガタツキなどの補修をし、塗装作業を行います。

 金具類や中に塗料が入らないよう、マスキング作業をし全体に塗装を行っていきます

 塗装作業は、1度塗ってから乾かし、色の色調を確認し、さらに2度、3度と上塗り作業を

 繰り替えし、仕上げにウレタン樹脂をスプレーガンにて表面をコーティングします。

 今回使用する塗料は、家具の木目を生かす為 オイルステイン(着色済オイル)を

 使用しました。

 

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 こちらは、ドクターシックスで使用する

 塗料の一部です。

 お客様のご要望により家具表面の光沢

 (つや有、つや無、半つや)などのにも

 おこたえいたします。また使用する

 塗料もシックハウス対応塗料や

 天然植物油塗料など色々ご用意して

 おります。詳細、ご質問等お気軽に

 お問い合わせください。

 オイルステイン塗装以外にペンキでの塗装もOKです。

 

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 塗装仕上げ後の状態。

 木製の椅子の座面部分は、座面部分の底板を新たに製作し、アンティーク調のソフトレザー

 で張り、仕上げました。収納棚は全体的にあめ色の光沢を再現し、扉、引き出し部分も

 スムーズに開閉できるよう修理致しました。

 

 

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 完成写真。アンティーク(古家具)の風合いを生かし、新品の家具には、ないあたたかみある

 家具に生まれ変わりました。おばあちゃんからお孫さんへと、これからも幾世代にわたり大切

 にご使用されることを願っております。

 それがドクターシックスの喜びでもあり願いでもあります。

 今回は、ご依頼本当にありがとうございました。 

 

 ps. 慶応(150年前)って坂本龍馬が大活躍していた時代ですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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